2020年11月10日 やっと会えたカバマダラ

むしたち
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 2020年11月10日(火)朝のニュースで、今日の最高気温16℃と言っています。どうしようか迷っています。最近、東京でカバマダラが発生しているらしいのです。16℃で南国の蝶が活動するのかわかりませんが、とりあえず出かけることにしました。最後にカバマダラと会ったのは、平成8年石垣島です。それ以来、カバマダラを見ていません。ブログによると、東京でカバマダラが発生しているようなので、10月から探しています。多摩川の河川敷も探しました。そして、今日は荒川です。荒川は二度目のチャレンジです。

 10時には今日の探索地に着くことができました。気温が気になりますが、先ずはフィールドを歩いてみます。河川敷は食草のガガイモがある場所とない場所があります。どうも、ある場所には固まってあるという感じです。今日も結構歩くかもしれません。まあ、爺にとっては歩くことは健康にいいので、あまり苦になりません。ウラナミシジミ、モンキチョウ、モンシロチョウなどが飛んでいます。ということは、カバマダラもいれば飛ぶはずです。そんなことを考えながら、茂みにガガイモを見つけ、手を差し入れたときに、何か飛びました。ツマグロヒョウモンかと思いましたが、模様が若干違うので、カバマダラだとすぐにわかりました。

 まだ、気温が低いためでしょうか、すぐに、下草に止まります。止まった場所は3,4m先です。本来ならば、感激に浸る場面ですが、そうもしていられません。ザックからカメラを取り出し、そっと近づいていきました。ところが、カバマダラが見つけられません。もう一度飛び立たせてみることも考えましたが、じっくり探すことにしました。目が慣れるまで時間がかかりましたが、何とか発見できました。近づいても逃げないので、結構近くまでせまり、何度もシャッターを切りました。カバマダラとカメラの間に草が入り込んでしまったのが、ちょっと残念です。この後も、このような草の映り込みに苦労しました。というのも、止まる場所が結構草が生い茂っている場所だからです。

 1匹と出会えたので、結構余裕ができました。この頃には、日差しも出て、体感的には十分な暑さを感じ、観察には十分な環境となりました。さらに進んでいくと、数匹のカバマダラと会うことができました。どれも鮮度はいいものばかりでした。大きいもの、小さいものなど個体により結構差があるように見えます。本当に東京で飛んでいるんだなあと感激しました。フィールドにカメラを持ち出してはじめて、シャッターが切れなくなりました。CFカードのキャパを超えるほど、夢中でシャッターを切ってしまったようです。本当に楽しい一日になりました。

 この場所はすでに多くの方に知られているのかもしれません。今日私がカバマダラを確認した草原のほとんどのガガイモに、誰かが確認したような明らかな痕跡が見られました。ちょっと残念です。

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