ヒスイの見分け方を勉強!

翡翠原石館 ヒスイ

 

翡翠原石館に行ってきました

 北品川翡翠原石館に行ってきた。人生2度目のヒスイ海岸に行き、すっかり熱を上げてしまった。山の手線を大崎駅で降りて、グーグルマップの案内にしたがって約12分テクテクと歩き、最後は御殿山の坂道で息を切らしなんとか到着。館の入口には、大きな翡翠の原石と思われるものが数個転がっている。一つ一つ観察するも、翡翠には見えない。それでも、多分翡翠なのだろう。簡単に翡翠ハンターになろうなんて、無理なことなのであろう。

 気を取り直して、入口の扉を開けると「こんにちは」と若い女性の声がする。「こちらは、はじめてですか。」「はい、はじめてです。」などと答えながら、まだ、目は入り口の横にある翡翠の原石に向いてる。先日、ヒスイ海岸で翡翠らしき石を拾って以来、ネットなどで勉強をして、ある程度わかったつもりでいた。その判別方法を確認に来たわけであるが、転がっている原石は、全く自分が勉強したものとは異なるものばかりである。まったく歯が立たない。 館の中に入ると、あちこちに岩や石がおいてある。展示してある翡翠を見ていると、先ほどの女性が「これがおそらく、日本で今現在一番いい翡翠です。」と言って、やや大きな塊を見せてくれた。ライトを当て通光性を見せてもらうと、内部まで光が通るのがよくわかる。ただ、蛍石なども通光性はあるようで、ライト当ては決定的な判定方法ではないらしい。


 館内はどこを見ても翡翠だらけであるが、翡翠の色も模様も様々なようだ。それから、翡翠をくりぬいて作った湯船や指輪、勾玉などを見てまわった。ここには、翡翠があちこちにあり、相当大きいものもある。これらを見ていると、翡翠が本当に価値のあるものかと疑ってしまうほどだ。
 一番勉強になったのは、海で採集された石を多数見ることができたことだ。そして、自分が一番知りたかった表面の艶や輝き具合などを間近に見ることができ、大いに満足できた。なるべくわかりやすい写真を載せたつもりである。全部に共通しているとは言えないように思うが、確かに表面に味の素を振ったような感じがあるように思う。お分かりになるだろうか。これで、白い石、丸くない角ばった石、重い石、表面に味の素を振ったような石で相当識別力が付いたと思う。

 先日拾った石を自分なりに研究し、他の石との比較を行っていたことも、この日理解を深めるために有用であったと改めて感じた。自分なりにかなり目を養うことができたと思っている。海で拾うなら、かなりの確率で判断できると思う。ただ、私の目では、川で採ることはできないように思う。原石館の周囲に置いてある原石は、全くわからなかったからだ。
 前出の女性からは翡翠発見のためのアドバイスなどを多数いただき、本当に感謝している。冷たいお茶をご馳走になりながら、原石を見たり、翡翠その他の鉱物に関する本、糸魚川の観光資料を見たりと、この翡翠原石館ではなかなか楽しい時間を過ごすことができた。来館の記念として、全員に石英にガーネットが入っている石を配っているとのことで、私もいただいてきた。
 最近翡翠ハンターになりたいという人が非常に増えているらしく、私のように一人で訪れ、熱心に見ていく人も多いようだ。

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