新型コロナウィルスによる自宅待機で感じたこと

お家で過ごそうね 新型コロナウィルス

 私は、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言を受け、4月8日から自宅待機となりました。人生経験の中でこんな長い休暇は、初めてのことです。あれこれ不安もありましたが、楽観主義者なので、3日ほどゴロゴロし、テレビを見て過ごしました。十分に静養も取れたので、先のプランを立てました。1つは、5月にドイツ旅行を予定していたので、キャンセルをしっかりすること。もう一つは、生命保険の見直しを検討していたことから、これの事務手続きを完了させること。そして、最後は、毎日1万歩を歩くか走るかすることです。この3つをこの期間の目標としました。
先の二つは、いずれも一人では決められないことです。普段は、あまり妻とも話すことも出来なかったので、この期間を利用できたことはよかったと思います。2件とも4月26日までには完了しました。1万歩は、トータルでなんとかクリアしています。というのも、5月3日くらいからひどい腰痛で1週間ほど身動きできず、この分の付けを残った日に補っていかなければなかったからです。
 時間があるというのは、いいこと尽くしで、腰痛の原因を突き止めることができました。診断では骨ではなく、筋肉に問題があるということで、リハビリの先生からいろいろと指導を受けました。前屈のときに腰が堅いため、背中をまるめるようにしていました。このことは、若いときから気づいていたのですが、加齢とともに痛みが出てきたようです。立ち姿、歩く姿勢なども指摘され、修正する方法を教えていただきました。今では、また元のように走ることができるようになりました。本当によかったと思います。
 趣味の多肉植物の世話も雑になっていました。500鉢以上の株を持っているのですが、すべてに手を加えることでき、多肉たちも生き生きしてきました。毎日、朝起きて、多肉たちを見ながらコーヒーを飲み、「ツヤツヤしてきたね。元気そうだね。」と会話する時間があります。
今の家は6年前に引っ越してきたのですが、まだ屋根裏などには、整理が終わっていないものが数多くありました。今回全部とは言いませんが、ようやく手を付けることができました。他にも、家のあちこちに手を入れることができました。
 昨年8月からずっと出来なかった、ブログサイトの立ち上げも何とかできました。若い人たちが数時間でやってしまうことを、私は1ヶ月以上の時間をかけ、ようやくやり遂げたのです。まだまだ改良の余地がありますが、当分の間は、投稿数を増やすことに力を注ぎたいと思います。
 また、遠くの山、夜空を見ると、何となくよく見えるようになったような気がします。思えば、地球にとっても世界規模で、経済活動を休止するなどというのは、経験のなかったことでしょう。東京では地震の切迫性がどうのと心配していましたが、ここ2,3年は、地震より異常気象の方の心配が深刻になってきました。毎年、必ず勢いを増してやってくるのですから、当然といえば当然です。原因は、経済活動等により地球環境を破壊してきたことが大きいと思われます。ここのところ、猛威を振るってきた異常気象も、新型コロナウィルスによる世界的な「STAY HOME」により、少しは治まってくれればと、虫がいいことを考えています。
 オーストラリアに旅行に行ったときに、ニュージーランドから来た方が言ってました。2ヶ月の休暇があると。日本でも、2ヶ月の休暇を採用してほしいと思います。私たちが人生を楽しむ上からも、そして、地球環境にとっても必要なことだと思います。
 今回の新型コロナウィルスによる自宅待機は、私にとっては、非常に有意義なものでした。いろいろと教えてくれました。折角の機会なので、幸福や生活ということについても、ゼロベースで考えてみたいと思っています。

タイトルとURLをコピーしました