令和元年4月の下旬、糸魚川に行った。漁港でホタルイカを見る予定だったが、残念ながら見られなかった。寝ぼけ状態でうどんを作り、昨日の残りの天ぷらをのせて軽く朝食、そして転戦してきた。
8時頃にヒスイ海岸に到着した。ここは、姫川の河口に近い、新潟のヒスイ海岸である。前回行った富山のヒスイ海岸と比較して、石の大きさが小さい。すでにたくさんの人が波打ち際に沿って歩いていた。みな同じ思いだろう。ヒスイという響きが何とも神秘的で、思わず来てしまったのだろう。そういえば、富山のヒスイ海岸で出会った老人が、毎日朝晩ヒスイを見に来るなんて話していたこと、今拾ったばかりのヒスイを見せてもらったり、教えていただいたことを思い出した。
さて、ギラつかせるも、「ヒスイってどんな石だっけ?」の状態。どのようなものを探せばいいのかわからない。今は便利な時代だ。すぐにググる。白い石、角張った石、重い石。とりあえず、この3点を目安に探すことにした。みんなも同じ情報をもとに探しているはず、同じ場所を探してはダメだ。なかなか競争率は高そうだ。
そこで考えた。ヒスイは重いので、海が大荒れしているときに流れ着きやすい。そうであれば、砂浜と道路を分けている堤防付近まで波は来る。その証拠に堤防の前にはテトラが並べてある。ということで、みんなとは違う砂浜が終わる付近のテトラ付近を捜した。
ここの砂は、3から5ミリくらいの大きさの粒で、黒い碁石のようなもの、石英、メノウ、チャートなど色々な石の小さい粒である。とても綺麗なので、水槽の底石などでも使えそうだ。もしかして、底石にヒスイが入っている?なんて水槽でメダカを泳がすなんて考えただけでもワクワクする。
10㎝以下の小石も多い。綺麗なものがたくさんある。磨いたら宝石に見えるんじゃないかと思われるものが、ポツポツ見つかる。ここの石は重いものが多い。だから、とりあえず白いものを探した。そして、その中から丸くないものを探した。2時間以上探したが、かがんで探していたので、腰が痛くなってしまった。今回私が見つけたものは、これらです。この中に、ヒスイがあるといいんだけどなあ。
ミュージーアムで鑑定してもらうことができるらしいが、時間の関係上スキップし、カニの美味しいドライブインに向かった。
ヒスイが取れたかどうかは置いといて、日常にないとてもゆったりとした時間を過ごすことができた。なかなかヒスイ探しもいいものである。今度は妻と訪れたいと思う。
家に帰ってから、色々調べてみた。
1 ヒスイは堅い石なので、波にもまれ丸くはなりにくいようで、
角ばった状態で見つかるものが多いこと。
2 白っぽい石が多いこと。
3 光を通す性質があること。
4 他の石と比較して重いこと。
これ以外では、味の素のような結晶が見えることとあるが、これが分かりにくかった。
すっかりヒスイに魅せられ、もう少し調べたいと思った。品川に「翡翠原石館」があることを知り、訪ねてみた。
そこでの話は、次回にしたい。